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2025.03.09

「よくわかる分析化学の基本と仕組み」第3版刊行

3rd_edition
「図解入門 よくわかる最新分析化学の基本と仕組み[第3版]」の編集が完了し、印刷所へ入稿されました。発売予定日は3月25日だそうです。たいへん多くの個人・企業・団体の皆さまのお世話になって完成しました。どうもありがとうございました。

ネット書店では予約の受付が始まっています。
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今回、本間善夫先生主宰の ecosci.jp からタンパク質の画像を提供していただきました。この図解入門シリーズの表紙は毎回本文に掲載した画像から何枚かを選んでアクセントのように配置しているのですが、編集部がこのタンパク質画像を選び、私の本の表紙を本間先生に飾っていただくくとになりました。どうもありがとうございます。

また、宮崎県まで取材旅行してこのブログでご紹介した リビングにLC/MS装置がある会社、firoにつき「分析の現場めぐり」としてカラー口絵で掲載しています。

この本をひとことで紹介すると、「分析の実務者向けの入門書」です。概要と章立てはネット書店のサイトで読めます。第2版を持っている方のために、今回の変更点を列挙したファイルを作りました。
 第2版から第3版への変更点(PDF, 452kB)
細かい字で11ページもあるので、全部読む気になれないかもしれません。これらの変更点一つひとつがブログネタでもあるので、追々ここで解説していきます。
なお、このファイルは全然読者フレンドリーに書いていませんが、本は初学者向けで、ブログ記事は初学者より少し勉強が進んだ人向けに書きます。

ファイル冒頭の「変更のあらまし」をコピペしておきます。

 新型コロナウイルス感染症の世界的な流行によってPCR検査と抗原検査が広く普及したことを受け、「DNA分析と抗原検査」の章を新たにもうけた。この章ではDNA型鑑定も解説した。2019年に国際単位系(SI)が大きく改定されたことから、SIの項及び標準とトレーサビリティの項を書き改めた。書籍の実用性を高める観点から、巻頭に各分析手法の関係を描いたオリジナルのカラー図「分析手法マップ」、最終章に「化学分析にかかわる資格」(13の資格を紹介)の項を新設した。さらに、PFAS及びマイクロプラスチックによる環境汚染への関心の高まり、福島第一原子力発電所の処理水放出開始、化学分析による宇宙探査の進展、AIの普及などを受けて新たなコラムを書いた。各分野の分析手法の進歩や、法令・規格の改定に応じて内容を更新した。

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