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March 2018

2018.03.04

電子書籍を自著で初体験

私が書いた本の電子書籍版がAmazonから発売されました。前々から電子書籍に興味を持っていたので専用リーダー(Kindle)と共に購入して開いてみました。

この写真はKindleと本を並べたものです。

Ebook1

Kindleが届いて手に取った感想は「軽い!薄い!小さい!」
重さは161グラム。デザイン的には気に入りました。どこへでも気軽に持って行けそうです。

でもKindleの画面がモノクロだと知りませんでした。本の表紙がカラーでないだけで何やら漂うレトロ感・・・

ページを開いて比べてみましょう。

Ebook2

文字はかなり小さく、しかも荒いです。解像度は167 ppi。二色刷りなのにモノクロの表示。これを1冊読み通せと言われたら苦痛かもしれません。

実はこのKindleは一番安いモデル。今後も使うかどうかわからないのでこれを選びました。
定価は8,980円で、Amazonプライム会員なら2,000円割引。400円の会費を払って1か月だけ会員になりました。つまり実質8,980-2,000+400=7,380円(税込)で購入しました。
保護フィルムも保護カバーも高価なので買いませんでした。

Kindle Paperwhiteというモデルなら300 ppiなのでもっときれいなのでしょうが、5,300円高くなっています。しかもモノクロという点も画面の大きさも同じです。

ではタブレットならどうでしょうか。無料のKindleアプリをインストールすれば好きな端末でKindle版書籍を読めます。手持ちの8.1型タブレットで表示したらこんな感じ。カラーです。

Ebook3

文字は本より小さいですが読むには支障のない大きさです。しかしこの本は見開きの左のページに本文、右のページに図解という構成なので、1ページずつの表示では価値半減です。

ではノートPC。このディスプレイは16インチです。見開きで表示してもまあ読みやすい大きさ。これならいいかも。

Ebook4
さらにデスクトップPC。20インチです。この大きさは必要ないですね。

Ebook5

さて、この電子書籍バージョン、紙の本と比べてお勧めなのでしょうか?

Kindle(リーダー)で読むという方には正直なところお勧めできません・・・お勧めできるとすれば、既に紙の本を持っていて、ときどき確認のために手軽に参照したいという方くらいでしょうか。
この本のコンセプトは「通読して分析化学の全体像をざっくり把握できる」なので、見開きにできず文字も絵も小さいのでは学習効率が上がる気がしません。
それにこのリーダーに表示される姿だけを見て「こういう本だ」と思われてしまうのは悲しすぎます。

ではKindleアプリを使って好きな端末で読む場合は?
比較した中ではノートパソコンが一番いい感じでしたが、携行性で劣ります。となると大きめのタブレットが最適かもしれません。小さめのタブレットでも、必要に応じて見開きで表示すれば良いかもしれません。

書棚に増え続ける本のことを考えると、百冊でも千冊でもタブレット1台に収まる電子書籍は確かに魅力です。しかもKindleはアプリだけでなくウェブバージョンもあって、ひとたび入手した本は世界中どこへ行っても読むことができます。モノクロのKindleリーダーだって、小説などに没頭する場合はシンプルで手になじむ良い端末でしょう。

結局どちら?紙か電子版か。

電子書籍のメリットは間違いなくあるのですが、好みで選ぶならやっぱり私は紙派です。紙の本への思い入れを 分析化学の入門書を出版 に書いています。でもKindle(リーダー)を入手したことですし、小説などもこれで読んでみたいと思います。

2018/3/6 追記
Amazonの販売サイトをよく読んだら次のように注意が書かれていました。Kindle(リーダー)購入は早まった行いだったようです。

※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

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