麦ごはんに変えた理由
少し前からごはんに必ず大麦を入れて炊くようになりました。
メディアで大麦(特にもち麦)の健康効果をよく聞きますが、私は「○○は体に良い」という話をいっさい信じたことがありません。
一つ(または少数)の種類の食品だけにそんな万能な効果があるとは思えないからです。
しかし先日、大麦普及の大御所の方とお話しする機会があり、簡単に白米に混ぜて炊ける「米粒麦」というものがあることを知りました。スーパーで手ごろな値段で売られているので買ってきて、白米に3割ほど混ぜて炊いてみました。
おいしいです。私はもともと麦ごはんが好きです。
そしてハッ気がつきました。
「白米は体に良いという話は全く聞いたことがないのに、私は疑いもなく毎日食べ続けてきた!?」
そうなのでした。知らず知らずのうちに「○○を食べ続ける」という生活をしていました。物ごころもつかない幼いころから。
とはいえ、白米って手軽ですよね。どこでも手に入るし、専用の炊飯器があって自動的に炊き上がるし、価格も安いとは言えませんが高いというほどでもない、特売も多い、外食で出されるのもほぼ白飯。白米を食べる習慣を変えるとなると手間や費用がかかりそうです。
しかし「米粒麦」は白米とほどよく混ざり合って手間なくおいしく炊くことができます。これは商品名ではなく、大麦の粒を半分に切断して作られる製品全般のことです。
それから人気の「もち麦」は価格が高めですが、もち麦でない麦(うるち麦)でも効果はあるそうです。
価格は高くない、手間はかからない、味も(私は)好き、それなら「白米を食べ続ける」から「白米と大麦を食べ続ける」に変えるほうが合理的かも?
つまり「白米だけを食べ続ける理由が無いことに気づいた」、それが私が麦ごはんに変えた理由です。
2017/6/30 追記
「大麦普及の大御所」とは、大麦食品推進協議会の会長で大妻女子大学名誉教授の池上幸江さんです。
池上さんは1963年から3年間、国立衛生試験所大阪支所で勤務しておられた大先輩です。先日、支所の最後のOB会でお会いしました。
ご了解を得てお名前を書かせていただきました。
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