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2010.08.07

分析化学を語る幻のキャラクターたち

キムワイプ
拙著「図解入門 よくわかる最新分析化学の基本と仕組み」の第5刷が出ました。発行部数は累計1万部を超えたそうです。読者の皆様、出版に御協力いただいた皆様に、あらためて感謝します。
執筆中、私自身はこのような本(実務者向けに化学分析全般について概説した入門書)が必要と感じていましたが、世の中で広く必要とされているかどうかは確信がありませんでした。需要があるなら既に出版されているはずだと思いました。

どうやら需要があるのに気づかれていなかったようです。

私はたまたま依頼されて出版社の企画にそって書いただけですが、今後はもっと適任な方たちがもっと良い類書を出版されることでしょう。新刊に注意して、ここでもご紹介していきたいと思います。
Fundo

さて、この本には「ビーカーくん」と「三角フラスコくん」があちこちに登場してワンポイント解説やコントを演じています。あのキャラクターはイラストレーターさんが描いたものですが、原案は私が提供しました。第5刷を記念して原画を公開します。もったいつけるほど大層なものではないですが・・・

もとの絵は14のキャラクターを手帳にスケッチしたもので、たしか30分か1時間程度で描きました。
手帳のコピーです。(クリックで拡大)
Note

「この中から適当に選んで使ってください」と言って編集者に送りました。ビーカーさんも三角フラスコくんも、本の絵よりも素朴でのほほんとしてます。

キムワイプマンは個人的に気に入ってましたが、商標のからみで本に使うのは無理だったでしょうね。ガロンびん様も味があると思っています。
分析化学を語る候補だった、幻のキャラクターたちです。

Prism

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「よくわかる分析化学」」カテゴリの記事

Comments

おはようございます。薬屋です。

この本を実習の学生にも見せました。わかりやすいと好評でした。

しかし、新カリキュラムでは医療薬学(生化学、薬理?)が多くを占め、分析、有機化学の割合は少なくなるということでした。私としては、ちょっと残念です。

次も面白い参考書を期待しています。
では。

Posted by: 薬屋 | 2010.08.08 at 08:50 AM

薬屋さん、こんにちは。
学生さんへのご紹介、ありがとうございます。
薬学部が6年制になって、カリキュラムは薬剤師養成・臨床重視に大きく変わりましたよね。薬剤師の職能としては向上が期待できる半面、卒業後の進路の幅が狭くなるのではと言われていますね。
でも薬剤師の需要には限りがありますから、完全に薬剤師養成に特化するわけにはいかないのではないでしょうか。大学によって違いがあるでしょうが、「生命科学もわかる化学屋」を育てる学部という側面も持ち続けるような気がします。

Posted by: ここの管理人 | 2010.08.09 at 06:43 AM

ほのぼの、お茶目で本当に楽しいキャラクターですね。

愛らしい小さな身体にそれぞれ使命感を漂わせているような ..
重鎮のガロンびん様ほか、呼び方の使い分け (ちゃん、くん ..) が
絵柄と合って見えます。いろいろ感心いたしました。

サイエンスイベントで会場マスコットに使うと親しみが生まれそうです。
ポスターや掲示だけでなく、厚紙で簡単な工作なども ..
アクリル製で携帯やUSBのストラップも良さそうに思います。 ^^

(学術から遠い話で恐縮です)

Posted by: ハニーm | 2010.08.15 at 02:13 PM

ハニーmさん、こんにちは。
落書きのようなキャラクターですが、愛らしいと感じていただいてうれしいです。

化学小物はもともと結構マスコットとして人気がありますね。フラスコや試験管の携帯ストラップ、分子模型のペンダントなど、ネット通販でみかけたことがあります。

化学って、物理のように普遍的な法則の組み合わせに還元することがなかなかできず、それぞれの物質の性質を覚えて付き合わなければならないところがありますので、真理よりモノに愛着を感じる人に向く面があると思っています。

Posted by: ここの管理人 | 2010.08.16 at 11:45 AM

いや~~~!「キムワイプ」という言葉に15年ぶりにに目にしました。なつかしいです。
この「キムワイプ君」いいですね。ほのぼのします。
その他に気に入ったのは、「乳鉢さん」ですね。
まるで「アンパンマン」に出てきそうです。
あと僕が津村さんの絵で、見たかったのは「ホールピペット君」と「駒込ピペットさん」です。

でも知らなかったな~、津村さんに売れっ子作家になっていたなんんで。これからも楽しい本を書いて、優秀な若者が「分析」に興味を持ってくれるようにしてくださいませませ。

Posted by: ホーライ | 2010.08.17 at 07:55 PM

ホーライさん、こんにちは。
キムワイプは化学系・バイオ系共通の友(?)ですよね。「ピペットマンvsエッペンドルフ」のような派閥がなく、ラボ用ティッシュではほぼ寡占状態ですから。

ホールピペット・駒込ピペットは長いので手描きするのは苦しいですね・・・曲がった絵になりそう。

本自体は基礎的なことを並べたもので、あまりオリジナリティはないのです。作家というほどのものでは・・・

Posted by: ここの管理人 | 2010.08.18 at 03:09 AM

ども。
なんですか、この殺人的にかわいいキムワイプは。
フィギアにしたい・・・(笑)。

Posted by: あっき~ | 2010.08.18 at 12:43 PM

キムワイプには「テクノ君」「ワイピーちゃん」というキャラクターがいたようですが、ネット上の評判ではかわいくなかったという噂も。その画像は薬作り職人さんのブログで紹介されています。キムワイプはキューブ形の箱と色そのものが十分かわいいですよね!
http://kentapb.blog.ocn.ne.jp/kentapb/2004/06/post_38.html

Posted by: ここの管理人 | 2010.08.18 at 09:07 PM

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