ヒガンバナ待機中

去年の秋にヒガンバナが咲いていた場所で、8月になった今、大きな球根が見え隠れしています。
冬には青々と葉が茂り、春になると枯れてしまいました。光合成をしていた期間はたぶん5、6か月くらい。日差しの弱い時期ですが、たっぷり養分を貯えたようです。
私は高校生の頃まで山間部で育ったので、ヒガンバナはなじみのある花です。あちこちの田んぼの畦に咲いていました。
でも、「毒があるからさわるな」「持ち帰ったら家が火事になる」などと幼いころから言い聞かされ、近寄りがたい花でもありました。花の時期以外にどうなっているかなんて考えたこともありませんでした。
たまたま身近に見つけて観察したおかげで解けた謎があります。
きれいに草刈りされた畦でヒガンバナだけが刈られずに咲くことを不思議に思っていました。野生のユリやキキョウの花を大人たちが刈らずに楽しむのを知っていましたが、ヒガンバナも同じように大事にされているんだろうか? あまり好かれている花ではないようなのに。
実は草刈りの時期には葉がない!
単純ですがそういうことだったんですね。
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