分析化学を語る幻のキャラクターたち
拙著「図解入門 よくわかる最新分析化学の基本と仕組み」の第5刷が出ました。発行部数は累計1万部を超えたそうです。読者の皆様、出版に御協力いただいた皆様に、あらためて感謝します。
執筆中、私自身はこのような本(実務者向けに化学分析全般について概説した入門書)が必要と感じていましたが、世の中で広く必要とされているかどうかは確信がありませんでした。需要があるなら既に出版されているはずだと思いました。
どうやら需要があるのに気づかれていなかったようです。
私はたまたま依頼されて出版社の企画にそって書いただけですが、今後はもっと適任な方たちがもっと良い類書を出版されることでしょう。新刊に注意して、ここでもご紹介していきたいと思います。
さて、この本には「ビーカーくん」と「三角フラスコくん」があちこちに登場してワンポイント解説やコントを演じています。あのキャラクターはイラストレーターさんが描いたものですが、原案は私が提供しました。第5刷を記念して原画を公開します。もったいつけるほど大層なものではないですが・・・
もとの絵は14のキャラクターを手帳にスケッチしたもので、たしか30分か1時間程度で描きました。
手帳のコピーです。(クリックで拡大)
「この中から適当に選んで使ってください」と言って編集者に送りました。ビーカーさんも三角フラスコくんも、本の絵よりも素朴でのほほんとしてます。
キムワイプマンは個人的に気に入ってましたが、商標のからみで本に使うのは無理だったでしょうね。ガロンびん様も味があると思っています。
分析化学を語る候補だった、幻のキャラクターたちです。
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