分析有段者!
日本分析化学会が「分析士」という資格を設けました。そのグレードの名称がユニークです。「原則として初段から5段」だそうです。
私が知る限り、理系の資格で段位を付けるのは相当珍しいと思います。
ベストセラーになった書籍「液クロ虎の巻」、近畿支部の夏期セミナー「ぶんせき秘帖」などのネーミングの流れを汲むものでしょうか。
分析士の資格認定試験は、今後多岐にわたる分析化学・技術の各分野について行われるそうです。今年は諸分野に先駆けて液体クロマトグラフィーについて実施されるとのことです。
試験実施日:2010年10月19日(火)
申込締切:2010年9月10日(金)消印有効
受験料:5,000 円
初段認証料:2,000 円
その他くわしいことを知りたい方は 日本分析化学会 の 分析士認証制度の制定並びに受験者の募集について のページを参照してください。
「分析化学/化学分析」カテゴリの記事
- 「分析化学の基本操作」:3つのポイントに絞った入門書(2024.09.15)
- 分析技術で一人起業(8)起業して良かったことと今後の展望(2024.07.09)
- 分析技術で一人起業(7)宮崎という土地(2024.07.08)
- 分析技術で一人起業(6)経営者として(2024.07.07)
- 分析技術で一人起業(5)信頼性確保・法令対応・ラボ管理(2024.07.06)
Comments
そんなのが出来たんですね!以前の私の職場(複数)関連でもオリジナルの分析関係の資格を作ったりしてましたが、それぞれの違いがよくわからなかったりします(^^;。これはどうなんでしょうね。
技能士との棲み分けとかもどうなのかなぁ。
Posted by: Dr.sakura | 2010.06.26 10:12 PM
Dr.sakuraさん、はじめまして。
コメントが速いのでびっくりしました。
化学分析技能士は国家資格で歴史もありますが、分析化学会はもっと専門分化した認証を行うということですかね。
環境計量士(濃度関係)も国家資格ですね。
学会やその他団体が出している資格はこれまでにもありますから、それぞれどう生かしていけばいいのか、受験する側も迷いそうですね。
Posted by: ここの管理人 | 2010.06.26 10:54 PM