質量分析関西談話会&田中耕一さん

第118回 質量分析関西談話会 に参加しました。
「質量分析技術者の知恵袋」と題して、大学の技術職員の皆さんが、分析業務で遭遇する疑問やトラブル、測定や実習のノウハウなどを発表されました。日頃からメーリングリストで情報交換し、会合を開いておられるそうです。測定現場ならではの興味深い話を色々聞きました。
ただし講演内容は他に漏らしてはいけないことになっていますので、残念ながらここには書けません。
参加者は30名程度と小規模でした。島津製作所の田中耕一さんが来ておられて、最先端研究開発支援プログラム の採択研究課題「次世代質量分析システム開発と創薬・診断への貢献」への参加・協力を呼びかけられました。
報道されている通り、30課題に対して総額2,700億円を投じる計画ですが、政権交代により現在凍結中です。それでも今回のような準備は進めておられるそうです。
講演会終了後、十数名が会場近くの喫茶店で談話しました。私はたまたま田中さんと隣り合わせて、研究支援プログラムについてさらに詳しくうかがいました。研究課題の選考では、審査員から高度な質問が浴びせられたそうです。審査期間が短かったことを理由に審査の質を疑問視する報道が一部にありますが、期間だけでなく密度も重要だろうと思いました。
雑談にも花が咲きました。島津の情報誌 LC talk に登場する博士と女性助手のイラストの描き手は誰か、富山県の魅力、ホンダが開発した電動一輪車はすごい・・・などなど。周囲の席には若い女性が多く、にぎやかに一時間あまりお話しました。
(私は田中耕一さんの講演は聴いたことがありますが、話をさせていただいたのは今日が初めてです。)

彼岸花の写真は本文とは関係ありません。思いがけず身近なところに咲いていたので、うれしくなって撮影しました。
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