機器による分析化学講習会@京都
クロマト、質量分析、原子吸光、ICP-AES、蛍光X線など、7分野の機器分析法を2日間みっちり学ぶ講習会が夏の京都で開催されます。例年開催されているものですが、今年はまだ定員に余裕があるようです。(ただし液クロは残り枠1名とか。)
第56回機器による分析化学講習会
主催:日本分析化学会近畿支部、近畿分析技術研究懇話会
7月23日(木)、24日(金)
京都大学吉田キャンパス(1から6)
京都工芸繊維大学(7)
いずれか1科目の受講となります。(他科目の見学タイムあり。)
1.高速液体クロマトグラフィー(定員10名)
2.キャピラリー/マイクロチップ電気泳動(定員6名)
3.質量分析[GC-MS,LC-MS](定員10名)
4.原子スペクトル分析・前処理含む(定員16名)
5.蛍光X線分析とX線回折(定員10名)
6.マイクロ波による蛍光試薬の迅速合成実習(定員12名)
7.電子スピン分析法[ESR法](定員8名)
参加費 会員外40,000円、学生16,000円など。
詳しくは 分析化学会近畿支部のHP をご覧ください。
今回載せている写真は去年の様子です。近畿支部の幹事会が同じ建物で開催されたので、早めに行って見学させていただきました。
人が写っているものは勝手に載せられないので機器ばかりみたいな雰囲気ですが、実際には参加者の皆さんが機器を取り囲んで熱心に実習しておられました。
この講習会の特徴は、特定のメーカーに偏らず最新機器が持ち込まれて設置されること、それぞれのメーカーから技術者が派遣されて丁寧に説明されること。
しかしこれだけなら各メーカー主催の講習会でも研修できます。
大きな違いは、それぞれに科目主任と副主任の先生がたがいらっしゃることです。先生方は機器を使って研究や実務をされているユーザーの立場の方ばかり。つまり、この実習ではメーカーの話だけでなく、ユーザーの大先達の話も同時に聞けるわけです。しかも少人数編成で時間も余裕がありますから、疑問はとことん解決できます。
日常を少し離れて学ぶ2日間。使用法を身につけたい機器がある方は、受講を検討されてはいかがでしょうか。
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