日記・つぶやき・思いつきは書かない
私が避けている三つの「き」について。
日記は書かない
リアルタイムで書くと情報管理が難しいから。
つぶやきは書かない
けっこうリスクも負いながら書いている(つもり)。だから、何かメッセージを含む文章しか公けにしない。
思いつきで書かない
「自分でも何を言いたいのかよくわからないのですが・・・」といった逃げは打たない。「うまく言えませんが・・・」も極力避ける。
「書く」ことは私の職能の一部だ。プロとしての能力を天下にさらしながら余暇活動するなんて、よく考えたら大胆な行動だ。
「固すぎる」「おもしろくない」「文学的でない」と言われるのは全然怖くない。「論理的でない」「不明瞭だ」「見落としがある」は怖い。私が仕事で書くのは論文や報告書だから。
自分自身の基準に照らして公開する価値のある文章を考え付かなくなったら、更新はしなくなる予定。ネタを探してまで続けることはしない。
参考リンク
普通の人が考え付けるネタは早々に終わる や「ブロガーの燃え尽き症候群」関連。
blog(無相亭日乗)
「私のような凡人がブログをはじめると、いつネタがつきてしまうか。それがとても恐い。」「いまからネタが尽きたときのことを考えて、毎日ネタ探しをしておいたほうがよいのかなぁ、などと思いはじめた。」とのこと。
えーと、私が前の記事で言いたかったのは、普通の人は燃え尽きて当然なんだから、潔く燃え尽きましょう、ということです。私も2ヵ月後にはほとんどこのブログを更新しなくなっている予定(未定)です。
ブロガーの燃え尽き症候群(Grace馨子の英国徒然雑記)
「独白&信条発表型のブログ」と称しながら、「これを言いたいという記事をアップしなければ、という暗黙のプレッシャーを自分で自分にかけてしまい、自縄自縛になっている」とも。
個人的な好みですが、「100%自分のために書いている」と言い切る書き手よりも、「読み手の目を意識している自分を隠さない書き手」に私は好感を持ちます。
ひたすら「つぶやき」です(瀬戸智子さん)
教育者や個人商店主や著述業の場合は、色々な方法で自分のパーソナリティを見せるのも仕事のうちではと思います。「つぶやき」ならネタが尽きることはありませんね。
あらきけいすけさんの日記(7/13)
「ブロガーに『燃え尽き症候群』? 備忘録なら毎日続く。」だそうです。
えーと、あらきさんも教育者ですね。先生がたは青少年のために積極的な自己開示をして、生き方のお手本を示してくださるよう、期待します。
みんなが好き勝手なことを書いてるとウェブは破綻する(かも)(FlowerLounge)
への反応
有用な情報への到達を妨げているものは何か?(鈴木聡さん)
への反応
情報伝達における価値(ふじさわさん)
への反応
単に書きたいことを書くだけ,何かを伝えたいというモチベーションはない(少なくとも私は)(鈴木聡さん)
まとめ感想&繰り返しですが、私は「無目的・自分のため・読者の目は意識してない」系の発言よりも、「ネットを全体として使いやすいものに」「有益なものに」「自分はこういう目的を持っている」系の発言に親和性が高いです。完全に好みの問題ですが。
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