普通の人が考え付けるネタは早々に終わる
Yahoo!ニュース ブロガーに蔓延する「燃え尽き症候群」 を読んだ。米国で、人気が集まりすぎてコメントを管理しきれなくなったり、読者の期待に答える記事を定期的に書き込まなければならないというプレッシャーに耐えられなくなって燃え尽きてしまうブロガーたちがいるという話。ときにブログは大変な労力を要する繰り返しの作業に変わってしまう。
ココログのサービスが始まって半年ちょっと。日本でも大人気ブログの中に、更新が途絶えたものや書き手の気持ちが落ち込んだらしきものが出てきている。
私には、子供の頃から繰り返し聞かされてすり込まれてしまっている言葉がある。母の言葉だ。
母は本好きで、自分も本を出したいという思いをずっと持っている人。ベストセラーになった本はだいたい図書館で借りて読んで
「誰でも一冊か二冊は何か書けるんやけどなあ。その次のが書けんのよなあ。」
と、つねづね言ってきた。私が 本でなく論文を書く道 に進んだのは、母にすり込まれたこの言葉の影響もあると思う。
私のブログと分析化学のページに期待してくれている人がどの程度いるかわからないけれど、これまでにも何度か書いているとおり、個人のページは打ち上げ花火か変光星のように、一瞬だけ輝いたり光度が変わったりして当たり前。近い将来、ほとんど更新しなくなる時が来る。特にこのブログはニフティが会員に無料で提供し始めたのをきっかけに開設したもので、テーマも非常に狭く絞っているし、ネタが続くのは2ヶ月くらいかなと思っていた。その後も、あと2ヶ月くらいかなと思い続けて、現在も、あと2ヶ月くらいと思っている。
(ところで、母にはいつか一冊の本を出版させてあげたい。)
「ネットでのリスク管理」カテゴリの記事
- ネットでどこまで信用されたいか(2004.09.07)
- 自分の発言ログを管理する目的(2004.09.01)
- 自分の足跡を管理する(2004.08.28)
- 軸足は非公開のネットに置く(2004.07.24)
- 日記・つぶやき・思いつきは書かない(2004.07.21)
The comments to this entry are closed.
Comments