アクセスとリンクを出稼ぎに行く
最近一般的な話が多くなりがちだけど、本題の「専門情報サイト公開法」へ戻してみる。テクニカルな話。
私の 勝手な構想 では、近い将来さまざまな現場で働く同じ分野の専門家がサイトを作ってリンクしあうことになっている。しかし、最初は全部弱小サイトだ。弱小サイトが集まって閉じた相互リンクを張りあっても、あまり人目につかない。(ネットサーフィンで発見される可能性という点でも、検索エンジンの表示順位的にも。)広く読んでもらうためには、サイト群の外部からリンクされる必要がある。
弱小専門情報サイト群の全体的な被リンク数やアクセス数を上げるには、どうしたらいいか。
一つの方法は、それぞれのサイトが何か「副業」を持って、別分野のページからのリンクを集めることだと思う。本業がマイナーな上に副業までマイナーだったら効果は見込めないような気もするけど、メジャーな分野のサイトを作っても、既に他サイトの情報が充実しているから、リンクしてくれるところは少なそうな気もする。
まあ、メジャーでもマイナーでも、自分にとって無理なく労力をかけずに作成できる内容があれば、ぼちぼちと公開すればいいのでは。
私も最初からこんなことを考えていたわけではないが、現実問題として 分析化学のページ へ「分析化学」でリンクしてくれている有力サイトはYahoo! Japanだけだ。IT関連以外の技術系の多くは同じ事情---読み手のニーズはあっても、書き手は非常に少ない---ではないだろうか。
個人ページの公開法について を書くようになって、やっと被リンクとアクセス数が増え始めた。Yahoo! Japan へも、そのようにして私のサイトを見つけたどなたかが他薦してくださったのではと思う。ある日突然Yahoo! Japan から「リンクします。不都合があれば連絡してください」という主旨のメールが来た。
このブログを開設してからは、さらにアクセスが増えた。ブログは、読んでもらえる仕掛けがいろいろ用意されていてありがたい。
芸術とかスポーツとか旅行とか園芸で副業できるほどの蓄積はないから、唯一、普通の人よりも長めのネット経験だけを切り売りしている。・・・と書くと、極貧で内職みたいなイメージになってしまうが、ネット関係の話もけっこう楽しんでいる。
(リンクしてくれるところならどこであろうとありがたいけど、訪問者層の相性はあるみたい。私の場合、木村剛さんからリンクされた 直後に、残留農薬分析の専門家数名からメールをいただいた。木村さんと残留農薬の間に関係はなさそうだが、ビジネスマンに幅広い人気があるからだと思う。逆に、 個人ニュースサイト群からリンクされた時 は、アクセス数は多かったけど、専門家からは音沙汰なしだった。)
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Comments
はじめまして。いつも興味深く拝見しています。
確かにそうですね。うーん、でも「普通の人が考え付けるネタは早々に終わる」でも書かれていたように、広く一般に興味を持たれる話題を長く続けるのにはそれはそれで才能が必要ですね(自分の場合も、化学のブログ以外の他にまとまって書く中身が思いつかないし、、、)。
Posted by: flask | 2004.07.30 05:31 PM
flaskさん、こんにちは。flaskさんのブログ「フラスコと万華鏡 --化学ブログ」は、ときどき見せていただいています。ずっと続いていけば、化学ニュースのログとして価値の高いものになりそうですね。このような一般向けの書き方なら、専門外の人もアクセスやリンクをしてくれるのではないでしょうか。
ところで私はサラリーマン(ウーマン)が公開している化学関連ブログを「MyblogList」に登録させていただいています。flaskさんの自己紹介は「化学の研究者」としか書かれていませんから今まで登録していませんでしたが、独立した研究者でなく組織内の研究者のお立場でしたら、どうぞお知らせください。
Posted by: ここの管理人 | 2004.07.31 05:50 AM