捨てハンドルネームと固定ハンドルネーム
掲示板への捨てハンドルネームでの書き込みがひどい内容になりがちなのは周知のことで、blogの普及は一つの解決策として期待されている。ほとんど異論をはさむ余地のないこういう話も、時おり話題になって、ブロガーたちの共感が確認されるのは、大事なことだと思う。
室井佑月さんのblog記事 匿名の功罪 へのトラックバックが静かに増え続けていて、今の時点で45届いている。「見ず知らずの人間のこ汚い部分を見せられた側の立場はどうやって守られるのだろう。まるで覆面した変態のあそこを見せられたような気分だ。」といった直截な表現で、ストレートに共感できる。
木村剛さんの モノ書きの老婆心:「匿名性」を護るために の視点も重要だが、「訴訟を起こされる危険」が論点なので、多くのネット市民にとって、身に迫って現実的というほどではないだろう。また、「なかなか訴訟を起こせない弱い相手」にネットでの暴力が向いてしまう恐れもある。(でも、ブロガーの心構えとして銘記しておくべきことだと思う。)
室井さんの記事は短くてスッと読める。色々な場面でリンクして使えそうだ。私もトラックバック。
このように、プロの書き手の個性ある表現をリアルタイムで味わって自分も少しだけ参加できる、blogという場は面白いと思う。
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