技術系blogで使えそうな芸風
読まれるblogを書く秘訣の一つとして「テーマを絞る」というのがあるけれど、書き始めれば色々なことを書きたくなるのが人情というもの。しかし「技術系の専門的なサイト」をめざしている場合は、あまり関係ないことを書くのもなーと二の足を踏んでしまうかもしれない。
この問題をクリアするだけでなく、blogの魅力にまでしてしまう鮮やかなワザを見つけた。
技術系サイト カラムのコラム では、HPLCカラムに関する様々な話題が提供されている。ほとんどはテーマに沿った話だが、中には 温泉とシリカ や 山本直純さんと日本の作曲家のこと のように、あまり関係ない話が混じっている。温泉とか作曲家とかの話の最後に、HPLCカラムへと(ときにはかなり苦しく)つながる仕掛け。
こういうオチの付け方を極めれば、一つの芸風になるかもしれない。「○○に関する専門情報サイト」を看板にしながら、実は「ハッキング」から「今晩のおかず」までを手広く取り上げ、最後に必ず○○に続くというスタイル。
水戸黄門やアンパンマンなど、安心して繰り返し楽しめるものには決まったパターンがある。これは技術系blogで一つの型として定着するかもしれない。
なお、「カラムのコラム」は極めて真面目で有益なサイトです。詳しい紹介は 本館 で書きました。
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Comments
山本直純さんの話、おもしろかった~~~♪
僕は大学時代にオーケストラでトランペットを吹いていました。その関係上、いろんな音楽家の曲を聞いたりテレビ番組を見ていたので、懐かしくもなりやした。
本当に、最後の5行くらいで強引に「オチ」にもっていくあたりの手腕は見事というか、なんというか。。。
いずれにしても、膨大に雑学も必要ですな。
いやいや~~、そう簡単には、真似できない芸風ですぞ。
Posted by: ホーライ | 2004.05.23 08:39 AM
ホーライさん、こんにちは。
このコラムがあるのはインタクトという会社のホームページですが、この社名は「正確な拍子で」の意味で、製品名も「ユニゾン」とか「カデンツァ」とか「プレスト」とか、音楽に関係するものばかり。しかもロゴマークはメトロノーム・・・という凝りようです。ベンチャー企業らしい気概を感じます。
Posted by: ここの管理人 | 2004.05.24 05:29 AM
本当だ!
「ユニゾン」、「カデンツァ」、「プレスト」・・・
面白い! 怖いもの知らずというか、既成概念に捕らわれないというか、確かにベンチャー企業らしいや。
見習わなくてわ。。。
Posted by: ホーライ | 2004.05.24 09:59 PM
ぜひ、ホーライ製薬でも、見習ってください。
そういえば、ホーライ製薬さんには、製品情報とか製品企画のページはないんですか?社員の福利厚生は非常に充実しているみたいですが・・・。
Posted by: ここの管理人 | 2004.05.25 06:26 AM
なるほど。
製品情報と製品企画のページね。。。。
作ってみます。
貴重なご意見をありがとう!
Posted by: ホーライ | 2004.05.25 08:22 PM
ぜひぜひ。
ホーライ製薬ならではの、楽しい製品を期待しています。
Posted by: ここの管理人 | 2004.05.26 06:18 AM