「匿名のかたと実名のかたへ」公開
匿名での発言に、「情報内容の正確さ」や「発言と行動の一致」といった責任を問うことはできません。匿名で発言する人は、そういう責任を負うことができない自分というものを自覚しておく必要があると思います。
一方、匿名の人が一連の発言で表現する人格には真実が含まれるし(上記責任を負わないことに対する自覚も含む)、匿名の人が提供するアイデアに大きな価値がある場合も少なくありません。
私は、「情報内容の正確さ」「発言と行動の一致」に対する責任とは切り離して、匿名のかたたちの人格を尊重する立場を取りたいと思います。これらの責任がないことを指摘されたからといって、匿名の人たちが人格を否定されたと考えてしまうとしたら、悲しいことです。現時点での考えを整理して、本館に 匿名のかたと実名のかたへ というページを作りました。
三中さんの日録 の 4月16日付け
「ぼくにとっては,〈匿名〉で何かを言ったりしたりするというのは精神的に緊張してしまって,窮屈なことこの上ない.〈実名〉の方がはるかにラクでいいでしょう.」
その感覚は、私にもわかります。今では、匿名で何か言いたいという気持ちになりません。
あらきけいすけさんの研究日誌(4月16日付け)
今話題になっている「自己責任」の話ですね。私は小心者で、こういう話題には関わらないようにしていますが、瀬戸智子さんは、あらきさんと似た立場から コメント を付けてくださいました。
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