「ある化学者の屋根裏部屋」閉鎖
某化学会社の研究所勤務 出羽俊和さんの個人ページ ある化学者の屋根裏部屋 が閉鎖されるそうだ。「今度の人事異動で研究所から離れることになり,この機会に閉鎖することにしました.最後の更新から久しいですが,これも潮時というものでしょう.今まで本当にありがとうございました.」とのこと。
サイト内の 私に質問メールを送信する方に だけは、まだ読むことができる。正直いって私は、この文章を読んだときには、専門的な内容のウェブページを作ったらたいへんなめに遭うのではないかと、びびってしまった。
私は無料相談員でも便利屋でもありませんし,専門性の高いWebページを公開しているからと云って,無原則に質問を受け付けている訳でもありません.私は企業人として既に解決すべき課題を数多く抱えています.自分のWebサイトの維持に多大の時間と労力と費用を費やしています.本名すら明らかにしない無礼な人間のために割く時間など,あり得ると思いますか?
・・・幸い、個人ページ開設から一年間、私はほとんどこういう目には遭っていない。(それに、専門的な質問をしてくる方に対しては、ある共通解を用意してある。)
「化学」2000年5月号の特集「Webで活躍する化学者たち」で紹介された歴史のあるサイトの閉鎖に、なごりは尽きない。出羽さん、気が向いたらまた戻ってきてください。
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Comments
津村さま
以前,ご丁寧なメールをいただいたにもかかわらず失礼したことを心からお詫びします.そして,場末のサイト閉鎖を取り上げてくださって恐縮です.「化学」に紹介された時点で既に終わっていたに等しいサイトですが,今度の異動で研究業務から離れますので,きちんとピリオドを打とうということです.
もし戻ってくるとしたら,blogは実に面白い試みかもしれません.
ひとつ補足させてください.
質問メールが縁で友人となった方もいますので,(やり方に是非はあっても)それ自体が悪いこととは思っていません.問題(笑)の文章は若気の至りということで収めていただけると助かります.
長文失礼しました.
Posted by: でわとしかず | 2004.03.28 09:48 PM
出羽さん、来ていただいてたいへんうれしいです。
残念ながら、私が熱心に個人ページウォッチをするようになった一年前には、出羽さんのページのコンテンツは大部分読めなくなっていて、実はサイトの内容をよく存じ上げないのです。
ぜひまた戻ってきてください。多数の化学関係のblogができてリンクリストでつながれたらいいなと思います。
Posted by: ここの管理人 | 2004.03.31 05:07 AM