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2004.02.25

メールからIPアドレスがわかることも多いらしい

 本館 で書こう書こうと思いながら、つい書けていなかったことを、いよいよ書くことにした。別に、わかっている人にとっては常識でしかないのだろうけれど。

 昨年夏に アクセスログと個人情報 のページを公開した直後、二人のかたから同じことを教えていただいた。「IPアドレスはメールのReceivedヘッダにも書き込まれる」ということだ。つまり、メールを送信したら、その相手にはこちらのIPアドレスがわかるということ。

 これを知ったときには、このことを自分のホームページで書くべきかどうか迷った。私のサイトには掲示板を付けていないからアクセス解析のことを解説するのに抵抗がなかったが、メールをくださるかたは何人もいる。メールでIPアドレスがわかるなんて書いたら、誰も私にメールをくれなくなるのではないかと思った。
 それから、本当にReceivedヘッダのIPアドレスと閲覧時のIPアドレスが同じなのか確認する方法がなかった。自分に来たメールのIPアドレスと生ログのIPアドレスを照合すればある程度できるはずだが、それは、メールをくださった方たちに申し訳ないと感じて、できなかった。
 かろうじてサンプルとして集められたのは、自分自身の自宅用アドレスと職場のアドレス、それから、このことを教えてくれた方たちは、自分のを見てもいいよという意味ではないかと勝手に解釈して、見てみた。
 こういうわけで、サンプルは4つしかない。その範囲でわかったのは

  • 個人用接続サービスプロバイダを通じてPOPアクセスをすると、閲覧時のIPと全く同じものがヘッダに入るらしい

  • 職場からのアクセスでは、IPは完全に同じではないらしい。(閲覧用とメール用でサーバーが違う場合?)でも、当然会社名はわかる

  • 個人向け接続サービスを経由してメールを出しても、POPアクセスでなければIPはメールサーバーのものになるらしい

全部推測だ。なにしろ、例数が少なすぎて。

 従って自宅からIPアドレスを隠してメールを送信したいときには、POPアクセスを避ければよいのかもしれない。
 私が自分宛てに送信して試してみた限りでは、@Niftyのアドレスの場合、@Niftyのトップページのメニューにある「メール送受信」を使ってブラウザ上でメールを送信すれば、ヘッダのIPはニフティのサーバーのものになるようだ。つまり、自分がふだん残しているIPアドレス(Yahoo!BBとかOCNとかの接続プロバイダのもの)を相手に知られることがない。
 ブラウザ上で送受信できるフリーのメールサービスは、Yahoo!やHotmailなど、いくらでもある。気にするかたは、どんな環境で送信したらどんなIPがヘッダに入るのか、一度チェックしておくといいと思う。

追記 続編あり ブラウザ経由のメールでもIPアドレスがわかるか

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