2009.11.05

訂正シールのPDFファイル

一昨日「シール原版のaiファイルはPDF化できなかった」と書きましたが、ぷろどおむさん から正常なPDFを送信していただきました。Mac版のイラストレータでPDF化できたそうです。

訂正シールPDFファイル(829KB)

シールを製作した印刷会社では画像が崩れてしまい、私も苦労してイラストレータをインストールしてやってみましたが同じ結果でした。ぷろどおむさんはあっさり成功したそうです。
こういうことなら、原版ができた7月の時点でaiファイルを公開しておけばよかったですね。ぷろどおむさん、どうもありがとうございました。

私のプリンタは個人用の安い機種で、PDFでもaiファイルのものと区別できない刷り上りになります。郵送で配布するシールは用紙も印刷もプロ仕様できれいです。お持ちのプリンタにもよりますが、請求 がお手間な方はこのPDFをご利用ください。

ぷろどおむさんは化学屋さんで、ブログ では遺伝子組換え作物、インフルエンザ対策、エコナ等を取り上げておられ、ライフサイエンス系にもとても詳しいです。語り口は辛めで明解。未訪問の方はぜひ訪問してみてください。

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2009.11.03

訂正シールを配布します

「図解入門 よくわかる最新分析化学の基本と仕組み」p.143の訂正シールを配布します。第1刷をお持ちの方は 訂正シールの配布について をご覧ください。

画像の差し替え分をシールに
第1刷の誤字・ミスについて本館サイトに お知らせとお詫び を掲載したとき、一読者の方から「画像の差し替えについては、プリントアウトして貼り付けられるデータをアップしてもらえないか」とのご意見をいただきました。

それはいいアイデアだと思い、出版社に打診しました。第2刷を発行する見込みだったので、その版組みを使わせてもらえるかもしれないと考えたのです。画像提供元からはウェブでの正誤表公開の許可を得ていましたから問題ないように思えました。
ところが素人が考える以上に出版物とは複雑なもので、文字列で引っかかりました。何の変哲もない1ページにも多種類のフォントが使用されており、それらは著作権で保護されていて勝手に公開はできないとのことでした。

訂正シールの製作
しかし個人的に印刷して知人に配る程度なら大丈夫だろうと考え、印刷会社を探しました。近所にシール専門の会社を見つけて相談しました。
その頃になると第2刷の版組みPDFができていたので、それを渡しました。しかしフォントがプロテクトされているため流用はできないとのことで、結局印刷会社が類似のフォントを見つくろって版組みしてくれました。

印刷枚数はあまり価格に影響しないと聞き、500枚注文しました。さらに見本として数十枚余分に受け取りました。
結局出版社のデータは使っていないのでシール原版(aiファイル)をPDFに変換して公開しようとしましたが、なぜかどうしても画像が崩れてしまいました。

ひたすら送付。そして余ったシール
出来上がったシールをひたすら郵送しました。7月のことでした。郵送先は、献本させていただいた方と、購入したと連絡のあった知人の皆さんでした。
また、8月半ば頃までは献本を続けたので、シールができてからは貼りつけて送付しました。
私が一番届けたかったのは、「プリントアウトして貼り付けられるもの」を提案してくれたあの読者の方です。何回かメールさせていただきましたがお返事がなく、まだお届けしていません。

献本した冊数は約120、そして購入してくださった方若干。シールを配り終わっても約400枚程度が余りました。このシールをどうしようかと考えました。

郵送の事務作業は意外に難しい
シンプルに考えれば、私のサイトで告知して希望者にシールを郵送するのが自然です。
でも、それは口で言うほど簡単なことでない。まず、何百という宛先を整理して封筒に印刷し、送付するという作業が発生します。それに、住所氏名の記入漏れ・間違いがどうしても起こるでしょうから、返送先を書かなければなりません。しかし見ず知らずの大勢の人に自宅の住所を書いて送るのはためらわれます。かといって私的な目的のために勤務先を返送先にするわけにも行きません。

郵便局の私書箱は無料で利用できますが、おおむね毎日郵便物が届くことが利用条件です。
私設私書箱は月に1,000円程度からのものが多いようですが、返送先に書くためだけの目的としては高すぎると思いました。

考えている間に時間が・・・
このようなことを考えている間に時間が経って行きました。
もうシールを大規模に配布するのは諦めて、偶然出会った人にだけお送りするようにしようか?とも考えました。
既に発行されている本のアフターケアは、言うなれば後ろ向きの作業ではないか。また、間違いのある本は結構存在しますが、何もなければ気がつかれないものでもあります。ウェブを通じて訂正シールを配布する著者など見たことがないし、目立ったことをすれば第1刷の誤字・ミスが多いことを自分で宣伝するようなものではないかとも考えました。(既に相当宣伝していますが。)

でも、先月第3刷を発行するに至り、こういう本が世の中の皆様に求められているのかと、あらためて責任を感じました。(「こういう本が」であって「この本が」と言う自信はないのですが。)シールの配布を始めるなら今が最後のチャンスかもしれないと思いました。

技術上の問題を解決
そこで上に挙げた問題を解決するべく真剣に考え、訂正シールの配布について に書いたとおりの手順を組み立てました。申し込まれてから最長で1ヶ月お待ちいただくことになりますが、私自身の余裕度と照らし合わせて可能なことを探った結果です。すみません。なお、シール原版のaiファイルも公開しています。

少しでも初刷のミスを補えればと思っています。最初にシールのアイデアを出してくださった方も、読んでおられるでしょうか。ぜひご連絡をいただきたいです。

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2009.10.15

「匿名のかたへの批判・反論はしません」宣言が役に立った例

このところネットでの匿名・実名論争がまた盛り上がっているらしい。きっかけはどうも「勝間和代のクロストーク」で「ネット上でも実名で表現を」(2009年10月04日)の提起があったかららしい。

それで私の 匿名のかたへの批判・反論はしません がスラッシュドット・ジャパンの ネットでも実名を使うべきか? のコメントからリンクされ、にわかにアクセスが増えた。

これだけなら新しい記事を立てるほどでないのだけど、思い出したことがある。
私は「匿名のかたへの批判・反論はしません」と書いたとき、現実に匿名の人から批判されたり批判したりする状況にあったわけではない。先回りしてこんな宣言をしたのは、要するに、匿名の人と議論をしていて途中から「アンタは匿名だから」という理由で態度を変えたりしてはいけないでしょ?ということだ。

世の中なにが起こるかわからないもので、大勢の(というほどでもないが)匿名の人がこのブログに批判コメントを付ける事態がその後実際に起こった。「ニセ科学」関連・本当の最終記事 に対してだ。このとき、私は「匿名のかたへの批判・反論はしません」宣言をしておいて良かったと心から思った。明らかに実名でない書き込みに対しては反論しないことによって、かなり負担を軽くできた。

もしこのとき「実名の人にだけ答えます」などと言い始めたら、本題とは違うところでひとしきりもめた可能性が大いにある。
(なお、apjさんは天羽優子さんの別名として広く知られているので実名と考えた。)

こういうこともあるので、実名ブロガーは「匿名による批判へのポリシー」を示しておいてはどうか の提案をもう一度くり返しておこう。これはニセ科学論争の一年半前のもので、天羽さんがトラックバックしてくれていた。(そういえばポリシーを示してなかったな [事象の地平線::---Event Horizon---])
ただ、元のブログが移転したので残念ながらトラックバック先はもう読めない。

それから、「ニセ科学」関連・本当の最終記事 の中で

これでニセ科学の話は終わるという意味ではなく、菊池さん・柘植さんからの書き込みをこれからもずっとお待ちします。
と書いたことを忘れてコメント受付を停止していました。どうもすみません。復活させました。
本への質問が多くて対応できないのではと考えての措置でしたが、大丈夫そうなので、他の記事のコメント欄も徐々に復活させていく予定です。

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2009.10.10

第3刷が出ます

「図解入門 よくわかる最新分析化学の基本と仕組み」の第3刷が発行されます。本館サイトに 第3刷での修正 を掲載しました。

増刷が出る予定です で書いたとおり、お盆休みの頃まで化学・薬学の専門家の方々への献本を続けました。そして何人かの方が、お忙しい中ご意見を寄せてくださいました。今回の修正はそれを反映しています。どうもありがとうございました。

出版素人の私は、本の初刷・2刷・3刷・・・は雑誌の1月号・2月号・3月号・・・のように順番に入れ替わっていくものと思っていました。でも実際はそうでないようです。出版という業界 で書いたとおり、商品としての本は出版社・取次・書店の間をグルグル回っており、必ずしも印刷された順番に売れていくものではないようです。
回転が速い書店の在庫はすぐに売れて増刷分が入荷しますが、回転が遅い書店には相変わらず増刷前のものが並んでいます。回転が速い書店にも絶対に増刷分が入荷するとまでは言い切れず、返本のカバーをかけ替えたものが入るかもしれません。

第2刷の発行前には、予想外に売れたことや私が修正箇所をなかなか決められなかったことから、在庫が薄い状態を招いてしまったようです。アマゾンで在庫切れが発生し、「コレクター商品」として定価の倍の価格で売り出されたのには驚きました。
第3刷は余裕を持って発行されるようですから在庫切れは起こらないと思います。

初刷で誤字が多いのがわかったときにはパニック状態に陥りましたが、本は増刷するときにどこか修正するのが普通であることを多くの実例とともに知って、やや落ち着きました。
何刷を買われた方にもできる限りの追加情報を提供するため、「図解入門 よくわかる最新分析化学の基本と仕組み」のページ を更新していきます。

それでも、できればソフトウェアのバージョンアップのように、既に読者の皆さんの手元にある本の内容を修正できればよいのですが。
新旧の版が混在して流通することへの割り切れない気持ちがよく表現されているブログを見つけたのでリンクしておきます。こう書房の編集者さんのブログです。
増刷はうれしいのだけど(やっぱり未公認なんですぅ)

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2009.10.05

咲きました。

Higanbana11

私が特別に好きな花は三つ。タチアオイ、ヒガンバナ、ネジバナだ。

咲く季節も色も雰囲気も違う三つ。共通しているのは、人が世話をしなくても勝手に生えてくること、切花に向かないこと、一本ずつすっと立つところ・・・だろうか。

子供のころ「彼岸花を持って帰ると家が火事になる」と聞かされ、近寄るのも怖かったものだ。こうして間近に観察する機会を得て、たった一週間でみるみる伸びて花開く変化(へんげ)ぶりに驚いた。

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